ぐーたら女の覚え書き

日ごろ思うことなどの覚え書き。長男7歳、長女5歳、次男1歳の育児記録やら、好きな絵本を気まぐれに紹介やら、色々です。2021年1月からアメリカサウスカロライナ 州へ駐在の帯同をしています。

3月6日朝のこと

 

晴れて、3児の母となりました!

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産まれたばかりの我が子の何とも小さな手。

力一杯握りしめていた。

 

思えばあっという間の妊娠期間だったけど、ゆっくりとした時間がたくさんあったし、特に何もしてないけど充実した妊婦生活だったなぁ。

 

私に、こんなにも幸せで、満ち足りた時間をくださってありがとうございますという気持ち。

 

上2人の時は仕事していたし、ゆき氏の時なんかはヨーヨが大変すぎて臨月になるまでヨーヨをおんぶ紐でおんぶしたりしてたからなぁ。

 

産後のことはあまり覚えてないし。

 

その経験があってこその今。

我が家に生まれてきてくれてありがとう!

 

 

以下出産レポート。

長くなります。

 

ヨーヨもゆき氏も、予定日より4〜6日前に産まれてきたから、今回もそうだろうと勝手に思っていた。

が。

予定日1週間前の検診で子宮口は全く開いておらず。

(ヨーヨやゆき氏の時は1センチとか開いていた)

 

そんで、今か今かと待っていた産まれる時は本当に突然やってきた。

 

日曜日の朝7時過ぎからお腹がシクシクし始めて、こりゃ陣痛だなと思った頃には5分間隔くらいになっていた。

 

子ども達から熱い見送りをされ、4年前とは大違いのヨーヨの成長に胸熱。

 

急いで夫と車で15分程の病院へ向かう。

が。

保険証と免許証を忘れたことに気づく。(アホ)

 

5分くらい走ったところで、今なら戻れると思い、取りに帰る。

 

気を取り直し、病院へ。

 

入り口の目の前の車椅子スペースに駐車すると思いきや、そこには停めずに少しずらして駐車。

 

いや、今日はここ停める権利あるだろと思いながら、歩く。

 

腹まじ痛い。5分間隔で襲ってくる子宮収縮。

 

出る準備万端でーす!といったところか。

 

「Lobor and Delivery 」の表示を頼りに、車椅子で産科病棟へ。

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私は産む場所とは違う産科に通っていたため、この病院へ入るのは初めて。(糖のテストの時は違う場所だった)

 

ナースステーション的な場所で、保険証と免許証を提示。

そこで、SSN(マイナンバーカード的なもの)もないか聞かれるが、いると思ってなかったのでないと伝える。

 

その間にも何回か痛みの波が来る。

 

10分後くらいに、陣痛室かつ分娩室に案内される。

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何となく気が引き締まる。

 

というか、腹まじ痛い。

これはさっさと麻酔打ってもらって、臨戦態勢に入りたいところ。

 

とりあえず、全裸になってこれ着て!と渡された病衣?の着方が分からず、びんぼっちゃまくんみたいな感じになる。

助産師?さんに手伝ってもらう。

 

腹まじ痛い。

 

分娩台に乗り、ルート確保、、、が、しかし。朝起きてすぐだからか、全然血管が出てなくて、正中に確保される。

 

「本当はここにするの嫌なのよね〜」と言われ、咄嗟に「分かるよ!私日本で看護師してたから。ここやだよね」と謎の看護師だったアピールをしてしまう。

 

腹まじ痛い。

 

そして、もう1人いた看護師さんの兄弟が、夫の同僚と分かり、何となくいい雰囲気になる病室。

世間は狭いのぉ。

 

そんで腹まじ痛い。

 

もう8センチ開いてるよ!と助産師さんに言われる。

この助産師さん、言葉尻に必ずウィンクしてきて、言葉分からない私にも安心してほしいという気持ちが伝わってくる。

 

鼻ピアス、謎のマークの墨入っているが、優しい。(偏見)

 

しかし、腹まじ痛い。

 

で。

そうこうしている間に陣痛間隔が短くなってきてるよーな気がする、、、と思っていたら、医師登場。

 

日曜日、朝なので、多分当番の先生かと思われる。

恰幅のよい、黒人の、見るからにエネルギーに満ちた女性!

アカペラうまそう!(偏見)

あなたに全てを委ねます!という気持ちになる。

 

来てすぐ、夫と日本食レストランの話で盛り上がっている。

 

いやだから、腹まじ痛いって。

 

そうこうしていたら、股からWater的なものが出た気がした。(破水!)

 

現場の雰囲気が変わる。

 

さぁ、産むよ!みたいな雰囲気。

 

いやだから、腹まじ痛いから麻酔はよ!

と思って、「え、麻酔いつするの?」と聞いたら、

 

『Too late!!!』

 

と言われる。

 

 

がーーーん!!!

ががががーーーん!!!

 

落胆する私を後目に、何故か薄ら笑いを浮かべる夫。

 

先生に「右足持って!」と指示されており、スタッフの一員のように働く。

 

私はというと、痛過ぎて目がチカチカしてくる。

 

で、合図したら10秒いきめと言われ、2回ほどいきんだら、バッサーと赤ちゃんが出てきた!!!

 

フギャーフギャーと可愛い声で泣く我が子。

ひと安心。

 

その後もう一度軽くいきむと、胎盤がスルリと出てきた。

 

 

病院到着後、40分で分娩完了。

お疲れっした!!!

 

あぁ、今回も本当に痛かった(/ _ ; )

 

しかし。

今回も、安産であった。

 

私の大変な傷を負ったお股をチクチク縫いながら、先生から、「嫁強いな!麻酔代浮いたから、ジュエリー買ってやりなよ!」と言われた夫。「Of course!」と答えていたの、ちゃんと聞いていたからな。

 

ていうか、股縫うときも麻酔全然効いてないから、チクチクチクって感じでまじ痛かった。

そこ節約いらないから、ちゃんと痛みとってくれ。

 

結局、今回もお産の後しんみりと涙が出ることは、なかった。

 

っはー!やったぜー!っていう謎の爽快感。

 

現場の空気に飲まれていた夫、我にかえり、写真を撮り始める。

 

しかし、後で確認したら、私と赤ちゃんの初めての写真は、私の目は半開きで、ゾンビに抱かれる新生児という感じの残念な写真だった。

 

マジでなんなん!

 

夫が撮る私の写真って、いつもまじ残念な写りなんだよね。

 

はぁ、つっら。

 

分娩から少し経った時、突然悪寒がして、全身に震えが。

 

ガチガチ震えている私。

血圧も高い。

 

温まっている毛布と、飲み薬をもらう。

 

しばらくすると震えが止まり、血圧も普通に戻る。

身体が突然の変化にびっくりしている様子。

 

 

というわけで、LDRのお部屋での出来事は終わり。

 

ちなみに、、、LDRとは、陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)の頭文字で、陣痛から産後までを同じ部屋で過ごすシステム。

 

私が今までお産した施設は、ヨーヨの時はレディースクリニック、ゆき氏の時は総合病院だったが、両方とも陣痛室と分娩室に分かれていた。

 

私の場合は陣痛室すっ飛ばして分娩台に直行なので、あまり関係ないけど、陣痛が長いほとんどの妊婦さんは、LDRの方が移動の負担がなくていいと思った。

 

けど、長いからこそ、重なった時はいくつも部屋がいるし、日本での普及は難しいのかなぁとも思う。

 

とにかく、無事に産めてよかったよかった。

 

次回は病院食の食レポにしようかな。(誰)